鹿屋八景の1つ風光明媚な「荒平天神」

「荒平天神」は県道68号線沿いにある、海に突き出た島のような岩山(天神島)に神社が建立されている、鹿児島県でも随一の風光明媚なスポット。

この日は到着が日暮れ時になってしまい、写真ではお伝えし難いのですが「荒平天神」からは開聞岳と桜島、南は大隅半島南端から北は鹿児島市まで、透明度の高い錦江湾の美しい景色と一緒に眺望する事ができ、鹿屋八景の1つと言われています。

鳥居が砂浜の上にあり、鳥居をくぐった先の岩山の頂上付近に「荒平天神」はあります。

「荒平天神」は、福岡県の太宰府天神等と同類の神社で、学問の神様「菅原道真公」を祭っています。

道真公は平安時代の人で、文章博士として詩歌 書道に秀でていたそうです。遣唐使の廃止を進言したことでも知られ、当時の宇多天皇からの信任も厚かったとか。

よって「荒平天神」には進学・就職・資格受験等の合格祈願で参られる方がたくさんいます。

波打ち際には、道真公がこよなく愛したという梅の花びらに似た貝殻が流れ着き、 白く神秘的に光っているのがとても綺麗でした。

帰って来てから思ったのですが、お守りとして貝殻を1つ拾ってくればよかった!

初めて建てられたのは戦国期、天文年間(1532年~1554年)と伝えられており、社は大正12年に一度炎上してしまったそうですが、木造の御神体は奇跡的に残ったそうです。

御神体が奉納されている「荒平天神」目指して先に進むと階段が見えてきます。

上記の写真…おわかりいただけただろうか?

写真の奥(階段の奥の暗くなっている所)を良く見るとわかるのですが…上から紐のような物が垂れ下がっています…。

実はこの階段、最後の半分くらいはほとんど崩れていて、昇るのはロープを使う必要があります。

頑張って登ったその先に、見えてきました社です。ちょうど外国人の観光客の方が参拝されておりました。

とっても綺麗に掃除がされていて、地域の人々に大切に守られていることが良く分かりました。

中の壁にはたくさんの人の合格祈願の決意の言葉があり、ここに来てそれを見るだけで、またそこに自分の言葉も一緒に掲げることで、心に勇気と「やったるぞ!」という熱い力を得ることのできる場所でした。

大潮の満潮時には、海に浮かぶ島になり、夏は海水浴でにぎわうそうですよ!ここで泳いでみたい!

大事な試験が控えている方や、知り合いが受験される方。「荒平天神」に合格祈願で参られてみてはいかがでしょうか?

住所:鹿児島県鹿屋市天神町
アクセス:垂水港から車で約20分・鹿屋バスセンターからバスで25分
駐車場:10台

この記事が気に入ったらいいね!最新記事をお届けします

関連記事